2010年7月11日日曜日

鱧で 一杯♪


私の中では、祇園祭=「鱧の湯引き」と連想するくらいこの季節になると「鱧」が食べたくなります

以前、祇園祭を見に行った時に料亭旅館でいただいた「鱧の湯引き」があまりに美味しかった所為でしょうか。




最近は関東でもスーパーでパック入りの湯引きされた(?)鱧を売っていますが、いつも「これは鱧じゃない~! もう買うものか」と思いつつ、ひょとしたら「今回は美味しいかも」と思って買っては又、後悔ばかりしていました。


昨日は、行きつけの魚屋さんで「生鱧」の半身を骨切りして売っていたので、自分で「湯引き」してみようと買ってきました。 今度こそ美味しい「湯引きにありつけるか?」と・・・


3センチぐらいの幅に切り、うす~く片栗粉をまぶし、お湯にさっとくぐらせます。 骨切りした身が花のように開いたら氷水にとります。


「梅びしお」は梅干しをたたいて作るところですが、早く食べたい一心で以前、当ブログで紹介した「千年屋のうらごし梅肉」に味醂と酒をいれてかきまぜただけ。 超手抜きですが、遜色なし。


へたな料理屋で出てくる「鱧の湯引き」より美味しくできました~!!


鱧をゆでたお湯は捨てずにお吸い物に。 鱧につけた片栗粉が溶けているのでちょっとトロリとした吸い物ができます。 今回は簡単に庄内麩(*1)の吸い物にしてみました。



例のごとく、ちょっと別物も作ってみたくなって、10センチばかり残した鱧を蒲焼風に焼いてみました。


「湯引き」で一杯やっている間、醤油、味醂、酒、山椒の実(*2)を入れた中に漬けておきました。



湯引きを食べ終わったら、今度はこれを焼きます。


これは又、違った味を楽しめます。  一度で二度おいしい ヽ(^o^)丿


安いのに、「料亭の夏の味」を家で満喫できました♪♪




(*1) 庄内麩:  板状の庄内麩。 お吸い物・煮物・炒め物に使うのが普通かと思いますが、時々、これにカマンベールやゴルゴンゾーラチーズを塗って食べています。お麩って料理にするとでれ~っとするので余り好きではないので、私にとっては冷蔵庫の奥にいつまでも残ってしまう代物です。が、最近はチーズとワインと板麩もありかな?と思っています。 低カロリーというところが良いのです。

(*2) 山椒の実: 生の山椒の実をほぐして、塩水で2分ほどゆでます。「あく」が強いので何度も何度も水を変えて晒します。 これを冷凍庫で保存しておくと、必要な量だけ煮魚とか吸い物等に加え、香りを楽しむことができます。もちろん佃煮やじゃこ山椒を作ってもよいのですが・・・めんどくさがりの私はパス。



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