2011年6月16日木曜日

姫シャラ


ワンコとランチに行くレストランのテラスの脇に白い花を咲かせた木があります。

先日来、何の木かしらと気になっておりお店の方に伺いましたがわからないとのこと。
そこで、お向かいの園芸店のお兄さんにたずねたところ「姫シャラ」であることがわかりました。






椿科の木で「夏椿」ともいうそうですが、花が小さいので「姫シャラ」と呼ばれているとか・・・
神奈川以西に7月から8月にかけて花が咲くそうです。

平家物語の冒頭の「沙羅双樹の花」と関係があるのかしら?


祗園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰のことわりをあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし

高校生の頃、よくそらんじていたものですが、どんな花なのか考えたことがありませんでした。

沙羅双樹はお釈迦さまが亡くなったときに周りを囲んでいたこの木が、枯れて鶴の羽根のように白くなったとか。

昔、日本のお坊さんが夏椿を沙羅双樹とおもって、この木を「沙羅の木」と呼んだそうですが、沙羅双樹は夏椿とは違ってインドにしかないとか・・・

平家物語に出てくるのはインドの「沙羅双樹」?・・・
平家物語を語った人はどの花を想ったのかしら??

散歩の途中、気にしてみると、ところどころにこの花が咲いています。
木の肌が百日紅のようにツルっとしています。 目につく華やかな花木ではありませんがなかなかよい花木です。

ひょんなところで、今頃になって知ることになるとは・・・

又、ひとつ私の頭の中の植物図鑑に追加されました。
花の名前を知るのって何故か楽しい♪

まだまだ名前がわからない花が沢山あります。


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