地震が起こる前日に図書館から吉原珠央さんの「人とモノを自由に選べるようになる本」という題名の本を借りてきました。
地震で読書をする気分になかなかなれませんでしたが、一週間を過ぎたあたりから読書開始。
いわゆるハウツー物に分類されると思われるこの本を読み進むにつれ、「なんで、今、この本にであったんだろう!」という啓示めいたものを感じました。
(著者はキャビンアテンダントからイメージコンサルタントになった女性です。)
特に2点が強く記憶に残りました。
① 「すごいこと」を発見できる人になろう
セミナーに参加する人に「朝起きてからここにくるまでに既にすごいことが100個あった人は?」と質問するとまず手を上げる人はいません。 でも、朝起きて手足が動いた、光を目で感じることができた、音が聞こえた、体が温かかった、立つことができた、歩くことができた、いい具合に食事ができた、人と話ができた、文字が読めた、言葉が理解できた、言葉で感情が動いた・・・皆、すばらしいことを100個体験しているはず・・・
なのに、それを「すごいこと」と感じることを忘れてしまっている。
「すごいこと」を沢山感じられるほど幸せになれる・・・そうだよなぁ~・・・「ありがたい」と思うことを忘れないようにしたいです。
② 「あるもので、なんとかできる力」をつける
人をうらやむことなく自分らしい生活をしていくには「予期せぬことが起こったときに、「なければないで仕方ないから、代わりになるものを探そう」という発想の転換ができる能力が必要。
ある人が台所洗剤を切らしたとき、体を洗う石鹸で代用したら油を落とす原理は同じなので、「よく落ちた」とうれしそうに話していたとのこと。「ない」ことだけに目が行ってしまう人と代用の発想がきく人の違い。
普段から身の回りにあるものを観察する、冷静になるスイッチを持つ、代替案として成り立つための最低条件をシンプルに3つ考えてみる(贅沢は排除)・・・この3つがポイント。
「あれもない、これもない」という「ないない星人」にならないように・・・今、首都圏で生活している私にとって日々心がけようと思う言葉でした。
なんで今、この時期にこの本が私の元に届いたのか・・・今、来るべくして来たのでしょう。そのこと自体にも感謝です。
図書館に返却、本屋さんで買って手元に置いておくことにします。
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2011年3月25日金曜日
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