2010年12月29日水曜日

ワンコの歯石とり

我が家のワンコが生まれて初めて歯石とりをしました。

今年になって口臭が強くなってきたので獣医さんに相談しましたが、「歯石がひどい。でも、この子は心臓があまり強くないから麻酔の危険を冒してまで歯石とりをするのは考えもの。もう少し様子をみよう」ということで放置していました。

最近になってトリマーさんからおまけでもらった「高級フード」が気にいったのか、子犬のときから与えていたカリカリタイプのフードを食べなくなりました。 カリカリタイプを混ぜても見事に取り除きます。しょうがない! 私の酒代を削ってワンコに高級フードをやるっきゃないか~!!と腹をくくっていました。

ところが、昨日、この餌がなくなったので買いに行ったらお店が「お休み」(-_-;)
しかたなく獣医さんのところで餌を買うかと病院を尋ね、経緯を話したところ、「単なる贅沢、わがままになったわけじゃなさそうだな。高級フードの味が気に入ったというより、半生のフードがいいんだ・・・とするとカリカリが食べられない程、歯がひどくなっているのか?・・・」とのこと。

さっそく歯をチェックしたら、こりゃ~ひどい!! 「走り回れない程、心臓が弱っている様子ではないから、できるだけ弱い麻酔を施して歯石をとろう」ということになり急遽、歯石とり決行!!

歯石とりの際の麻酔のショックで死んだり、入院した犬の話をたびたび聞いていたので内心ドキドキ。

最初は鎮静剤を注射。これはすぐに効くけれど、すぐに覚めるもの。鎮痛剤が効いている短時間に気管に管をいれて酸素と麻酔を吸入させます。これが一番心臓への負担が少ないそうです。

私も傍の心電図で心拍数や音をチェック。ヒヤヒヤ。

わぁ~、とれる、とれる!! 歯がとれた?かと思う程、まるで「歯」のような歯石がとれていきます。

グラグラ、ブラブラの歯が2本、抜けました。 歯肉炎もかなりひどい状態です。これじゃ、餌も食べにくかったはず!!

止血剤、鎮痛剤、抗生剤を注射して、終了!

まもなく覚醒。ワンコ、「ん? 何があったの? ここはどこ?」という顔。

最初は若干の震えがありましたが、抱きながら私が獣医さんと話しているうちにそれも治まりました。

今のワンコは我が家では4匹目の犬ですが、今まで飼った犬は歯石とりを経験せずに天寿を全うしてきました。「人間じゃあるまいし、わざわざ歯石とりなんて」と思っていましたが、個体によって歯石のつき方も違うとのことなので、しっかりチェックしなくてはいけないんだとひとつ学びました。

動物病院によっては、歯石をとった後、入院させたりするところもあるみたいです。この獣医さんは「入院したって獣医がず~っと見ているわけではないから、飼い主が家に連れ帰って犬の様子をしっかりみていてあげたほうが良いし、犬も飼い主の傍にいる方が安心していられる」という考えを貫いています。

しっかり歩いて帰宅。

この動物病院では施術の際、飼い主は傍らで一部始終を見ていることができます。注射の内容とか量も全部教えてくれます。こちらは素人だからそれが適切なのかの判断は難しいですが、「安心感」は違います。

日頃からコミュニケーションがとれる「おかかえ獣医さん」がいることは「犬」の運命を左右します。
獣医さんのいいなりにならず、聞きたいこと、疑問に思うことを聞ける関係を日頃から培っておくことが大事です。(これは人間のお医者さんにも言えることですね。)

餌を買うつもりで出かけたので餌代しか持ち合わせなし。「ツケ」で治療を受けてきました。
こういうことができる「おかかえ獣医さん」もありがたい♪

今朝はちゃんとカリカリフードを食べたので一安心。 これから支払いに行ってきま~す。

年末にきて我が家のワンコも「歯の大掃除」ができました。これでさっぱりとして新年を迎えられるね♪


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