2010年5月25日火曜日

長襦袢作り




家の片づけをしていたら押入れの奥からかなり前に買った長襦袢の反物が出てきました。「地味!」と思って放置していましたが何時しかおかしくない年齢・・・・になっていました。




普段着用なら自分で縫ってみようかと、和裁もなさる「ちくちく針仕事」さんに長襦袢の縫い方を教えていただくことにしました。




一昨年は横浜市の「職人が教える浴衣の縫い方教室」に通って浴衣を縫い上げました。中学校の家庭科の授業で浴衣を縫って以来だったので針の運びすらおぼつかないものでした。


今回の長襦袢は正絹なので、木綿の浴衣と違って布にハリがなく裁断や印つけに苦労しました (-_-;)。 針の運びは相変わらず (-"-)




先生に懇切丁寧に教えていただき、やっと見ごろの背縫い、脇縫い、そして袖縫いまで到達。




和裁って昔の人の知恵が随所にみられます。祖母は暇さえあれば着物やどてらなどいとも簡単に作っていました。 「洗い張り」なんていうのも家でしていた時もあったんですよね。昔の人ってすご~いです! 洗濯機も掃除機も炊飯器も電子レンジもない時代に家事をしながら縫い物ですからね~~~




ベア作りの場合は綿をぎゅうぎゅうに詰めてもはちきれないようにと半返し縫いでかなりきつく縫いますし、洋服はミシンでジャカジャカ。、和服の縫いは片方は玉結びをしなかったり、随所にきせを入れて、布や縫いに「遊び」をほどこしているように思います。




「きっちり」とした「西洋文化」と、「あそび」がある「日本文化」の違いがこんなところにも見受けられます。


そんな和服って慣れればとても楽なんですよね。 昔から日本人って生活のいたるところに「遊び」をとりいれてきた国民なんじゃないかな・・・・と縫いながら思いました。 この「あそび」、「ゆとり」、「ゆるみ」は大事にしたいです。




手の遅い私、先生がいつしか一方の袖縫いを手伝ってくださっていました。


「袖って片方だけ縫ったままにしたり、片方だけ見ごろにつけると、昔からお化けがでるっていわれているんですよ」とのこと。初めて聞きました。先生曰く、「何事も早くかたづけなさいという昔の人の教えがそんな話を生んだのかもね」とのことでした。  なるほどね~。




写真は丈も違うことなく両袖そろったものです。お陰でお化けはでませんでした♪




2 件のコメント:

チカラ・ボタン さんのコメント...

エレノアさん、こんばんは。

先日は、お疲れ様でした。
おばけ出なくて良かったですね!
また今度、冷たいものとおいしいもの食べに行きましょう^^

eleanor さんのコメント...

チカラ・ボタンさん、今晩は。

手伝っていただいたお陰で両袖が出来、お化けもでませんでした~(笑)

7月の着せ替えくるみボタン講習会、楽しみですね♪

又、美味しい店探し、しましょうね。