2010年6月10日木曜日

三渓園の花菖蒲と蛍を観賞



本牧にある三渓園に行ってきました。

花菖蒲が見頃を迎え、6月13日まで「蛍の夕べ」が開かれているので天気の良い今日、急遽行ってきました。




気候の不順で遅れていた花菖蒲も開花し、なかなか飛ばないと心配された蛍もやっと姿を現しました。



三脚と一眼レフを携えた中高年男性の姿が多いのに驚きました。
退職した男性の第一の趣味がカメラというのを目の当たりにしました


池には沢山の鯉や亀。そして水しぶきをあげて羽ばたく鵜も姿を現しました。





写真べか舟にとまる鵜です。

小さい時から三渓園にはよく足を運んでいましたが、常に池の真ん中に一艘の舟が浮かんでいます。





園の方にうかがったところ、このあたりで昔行われていた海苔の採取にこの「べか舟」が使われていたそうで原三渓がそのうちの一艘を漁師から譲り受け、池に浮かべたそうです。 以後、何年かごとに作り変えて、いつも同じところに浮かべているとのこと。

長年、「あの舟はなんなんだろう・・・」と思っていた疑問が今日、明らかになりました。

三渓園に「鵜」がいるとは思ってもいませんでした~。カラスでも、鴨でもないし・・・疑問に思ったことは聞くに限りますね。



餌をやると何十匹もの鯉や亀や鵜(1羽)が集まってきます。

子供をつれた若いお母さんが「まるでポニョの世界みたい・・・」といっていました。 ん、そうですね!!





蛍が見える夜が訪れるまで、めったに足を運ばない丘の上の三重塔やいくつもの遺構建築を見学したり、園内のお茶屋さんで「おでんとビール」をいただいて時間をつぶしました。

7時頃になると、あちこちでかすかにほわ~ぁ、ほわ~ぁ、とゲンジボタルが飛び交い始めました。 蛍より人の方が多いかも・・・・

二匹見つけた若い女性が「二匹で500円(入園料)は高い!」と彼氏に話しているのを聞いて「アレ~ッ!」という思いでしたが、一方で「こんな蛍、初めてね。来年まで見られないからよくみておくのよ」と子供に話しているお母さんの声で「ほっ!」。  いろんな人がいますね。


8時近くなると蛍の数も増えてきました。

ところどころに足元を照らす照明が置かれていますが、注意しないとつまづきそうです。暗い道を目をこらしながらやっと正面広場に戻ってきました。

ライト・アップされた花菖と三重塔。


団体客や外国人やデート組みが多く、「静かに、じっくり蛍観賞」とはいきませんでしたが、横浜中心地からこんな近いところで緑と花と蛍を楽しめるなんて「原三渓さま」のお陰です。

三渓園は季節ごとに花を楽しめます。 藤は終わってしまいましたが、さつきはまだちょっと楽しめました。朝早く来ればスイレンも楽しめそうです。 あじさいはもう少し後になりそうです。

残念ながら私のカメラと撮影技術では蛍は写真に収められませんが、当然のことながら「光る物・・・カメラ、携帯は使わないように」とのことでした。

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